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学校ブログ

そば打ち体験教室

5月29日(水)

 山都町は日本有数のそば処です。その「そばの里」の伝統を守るために、本校では産業技術科の授業やそば部の活動をとおして、日々そば打ちの練習に励んでいます。今年は全校生徒にそば打ちを体験してもらおうということになり、地元の「そばの里センター」のご協力で、まずは2年生が挑戦しました。

 ライフコーディネイト科の生徒達はほとんどが初体験。こねる時の力のいれ具合や薄く均一に伸ばす難しさを実体験し、「難しい!」といいながらも終始楽しんで取り組んでいました。2年生の有段者や指導にあたってくれた3年生はさすが手慣れたものですね。「のし」も「切り」も滑らかできれいです。

 最後はそれぞれ自分で打ったそばをいただきました。うどんのように太いものもあったようですが、それもまた一興。自分が手がけたそばを食べられる機会など滅多にありません。格別の味わいだったと思います。私もいただきましたが、こしがあってとても美味しかったですよ。

 

  

 さすが有段者は上手い!

 

 

全校一斉田植え

5月24日(金)

 田植えの季節となりました。本校では、毎年全員で一斉に田植えを行います。千咲農場の水田に全員が一列に並ぶ姿は圧巻です。水田に入ると、素足に絡む泥の柔らかさがなんとも言えない心地よさです。

 みんな、いい顔で苗を植えています。終わったらみんなで豊作を祈る「早振り(さなぶり)」のお弁当。心安らぐ一日でした。

 27日(月)には山都小学校の生徒さん達が田植え体験にやってきました。専攻科の生徒もお手伝い。先輩方、やさしく教えてあげられたでしょうか?

  

   

  

バスケ部2勝!!

5月12日(日)

 県高校体育大会が始まり、各会場で熱戦が繰り広げられています。

 そのような中、本校バスケ部が2勝を挙げました。バスケットボールはチーム力の差があるとなかなか勝つことが困難な競技で、今まで勝利の女神に微笑んでもらえない状況が続いていましたが、昨年度、約20年ぶりに1勝を挙げることができ喜んでいたところ、今回はそれを上回る快挙となりました。おそらく創立以来初めてのことだと思います。

 本校バスケ部は初日の1回戦を見事突破し、2日目の2回戦に進出しました。相手は自分たちよりも平均身長が高いチームでしたが、選手達は臆することなくどんどん相手のゴール下に攻め込みました。途中相手が守りを変えたため、若干攻めあぐね、1ゴール差まで追い上げられましたが、落ち着いて自分たちのプレイを続け、最後には20点以上の点差で勝利しました。実は逆転されなかったのはベンチの力もあります。バスケットボールは5人で戦いますが、今回ピンチの時、ベンチの選手達が声をかけてくれたことで、チームが集中力を切らさずにプレイし続けることができました。まさにチーム全体の勝利だったと思います。おめでとう。残念ながら県大会への切符を手にすることはできませんでしたが、価値ある2勝です。これを胸に次回も頑張りましょう。

  

 ボート部のみんなもよく頑張りました。上位入賞は果たせなかったものの、決勝戦でも全員が最後まで全力で漕ぎ続けていました。ボートは我々が想像する以上に操作が難しく、力も必要で、最初はまっすぐ進むことすらできないそうです。選手達は冬の間も機械でトレーニングを続け、力を蓄えてきました。県大会でも上位を目指してさらに頑張ってください。

   

 日程の関係で今回応援には行けなかったのですが、ソフトテニス部、卓球部、陸上部のみんなも力の限り頑張りました。次の全会津総体でも練習の成果を十分に発揮できるよう、ますます練習に励みましょう!

苗もの販売会

5月7日(火)

 本日、地域の方々に向けて、野菜や果物の苗の販売を行いました。

 産業技術科の生徒達がお客さんの対応をし、会計業務を行ったり、運搬を手伝ったりと大活躍でした。

 お客様のご家庭で、野菜や果物が元気に育つことを願っています。

     

命の大切さを学ぶ授業

4月25日(木)

 5・6校時は佐藤咲子さんをお招きして「命の大切さを学ぶ授業」を実施しました。

 佐藤さんは昭和39年に岩手県で起きた猟銃強盗殺人事件でご両親を殺害され、15歳の時に犯罪被害者遺児となられました。以来、公的支援を受けることもなく、心に大きな傷を受けたまま、いろいろな思いを心の奥に閉じ込め、苦しんでこられましたが、平成17年より、二度とこのような犠牲者が出ないように、そして、同じように苦しんでいる方々のためにと、被害者支援都民センターの活動に関わり、命の大切さを訴え続けておられます。

  

  

 以下に生徒の感想をいくつか挙げておきます。

「被害者の心に時効は無いと思った。」「辛かったら泣けばいい。泣いたらまた前に進めばいいとわかった。」

「家族や友達との時間を大切にしようと思う。」「自分の命に感謝したい。」「家族にも聞いてもらいたい。」

「おさかなとネコの言葉を忘れない。」「妹を優先して育ててくれたお兄さんはとても心の強い人だと思う。」

「私は親や人の支えの中で生きてこれたんだと思う。」「自分は滅多に泣かないのに、自然と涙が出た。」

「なぜ犯罪が後を絶たないのか。許せない。」「自分の家族が突然いなくなったらと思うとたまらない。」

「私たちの食べ物も牛など動物の犠牲のおかげ。複雑な気持ちだが、感謝しなければと思う。」

「命を絶とうと思ったことがあったが、もう考えない。」「残された人のことを考えると命を無駄にすることはできないと思った。」

 

  佐藤さんはたくさんの大切なものを生徒達の心に残してくださいました。本当にありがとうございました。