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命の大切さを学ぶ授業

4月25日(木)

 5・6校時は佐藤咲子さんをお招きして「命の大切さを学ぶ授業」を実施しました。

 佐藤さんは昭和39年に岩手県で起きた猟銃強盗殺人事件でご両親を殺害され、15歳の時に犯罪被害者遺児となられました。以来、公的支援を受けることもなく、心に大きな傷を受けたまま、いろいろな思いを心の奥に閉じ込め、苦しんでこられましたが、平成17年より、二度とこのような犠牲者が出ないように、そして、同じように苦しんでいる方々のためにと、被害者支援都民センターの活動に関わり、命の大切さを訴え続けておられます。

  

  

 以下に生徒の感想をいくつか挙げておきます。

「被害者の心に時効は無いと思った。」「辛かったら泣けばいい。泣いたらまた前に進めばいいとわかった。」

「家族や友達との時間を大切にしようと思う。」「自分の命に感謝したい。」「家族にも聞いてもらいたい。」

「おさかなとネコの言葉を忘れない。」「妹を優先して育ててくれたお兄さんはとても心の強い人だと思う。」

「私は親や人の支えの中で生きてこれたんだと思う。」「自分は滅多に泣かないのに、自然と涙が出た。」

「なぜ犯罪が後を絶たないのか。許せない。」「自分の家族が突然いなくなったらと思うとたまらない。」

「私たちの食べ物も牛など動物の犠牲のおかげ。複雑な気持ちだが、感謝しなければと思う。」

「命を絶とうと思ったことがあったが、もう考えない。」「残された人のことを考えると命を無駄にすることはできないと思った。」

 

  佐藤さんはたくさんの大切なものを生徒達の心に残してくださいました。本当にありがとうございました。